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ビタミンA
ビタミンB1
食事から摂取した糖質やタンパク質(アミノ酸)からエネルギーを取り出すために必要な栄養素.
インスリン分泌の低下によって,体内のビタミンB1の輸送が低下する.
アルコールの分解にもビタミンB1が必要.
ビタミンB1が欠乏すると,脚気になる.
→心機能の低下
摂取源
ビタミンB1は,豚肉や豆腐,種実類などに多く含まれている.
玄米には白米より多くのビタミンB1が含まれている.
ビタミンB12
脂肪酸やアミノ酸の代謝に関わりがあり,酵素を助ける補酵素として重要な役割を持っている.
メチオニン合成酵素
アミノ酸であるメチオニンが代謝されて生成されたホモシステインを再びメチオニンに合成する補酵素.
→ビタミンB12が不足すると,ホモシステインが体内で蓄積し,血管障害や骨折などのリスクを上昇させることが報告されている.
造血や神経機能にも関わっており,ビタミンB12が欠乏すると,貧血や神経障害起こりやすくなる.
メトホルミンの服用者では,ビタミンB12欠乏者の割合が高く,貧血や神経障害を有する人が多かったという報告がある.
→メトホルミン長期内服例ではビタミンB12欠乏がないか,定期的にチェックする.
摂取源
動物性食品に多く含まれており,のり以外の植物性食品にはほとんど含まれていない.
牛の肝臓や青魚,貝類に多く含まれる.
・日本人は魚介類から主に摂取している.
ビタミンD
腸管からのCa吸収を高める.
最近では,転倒,癌,心血管疾患,感染症,死亡などと関係することが報告されている.
2~3割が食事由来で,残りは皮膚で合成され,肝臓・腎臓で代謝を受け活性型となる.
摂取源
日本人は魚類,卵類,きのこ類から摂取している.
・魚類の中でも,鮭,いわし,さんま,かれい,うなぎ,にしん,いさきなど
油脂と共に摂取すると吸収が高まるといわれる.
適度な日光浴も重要.
ビタミンC,ビタミンE(抗酸化ビタミン)
ビタミンCは水様性ビタミン,ビタミンEは脂溶性ビタミンで,協調して酸化の抑制に働く.
体内で酸化ストレスが多くなりすぎると細胞などの障害により,脂質の酸化が高まる.
→インスリン抵抗性を促すとされる.
摂取源
ビタミンEの摂取源は,緑黄色野菜や魚介類,植物油,種実類
ビタミンCの摂取源は,果物類,野菜類,じゃがいもなど
喫煙者・受動喫煙でビタミンCが不足しがち.
ビタミンK
ビタミンK依存性蛋白
1)4つの凝固因子(半減期の短い順番に,第Ⅶ,Ⅸ,X,Ⅱ因子)
2)2つの凝固阻止因子(プロテインC、プロテインS)
3)オステオカルシン(骨代謝に関与)など
・ビタミンK依存性タンパクの作用には,カルシウムが必要
ビタミンKが凝固因子の生成に関与すると,反応産物であるビタミンKエポキシドが,活性型であるビタミンK ハイドロキノンに酵素的に変換される.