ビタミンA欠乏症 vitamin A deficiency

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なすび医学ノート

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途上国では,ビタミンA欠乏は依然として問題とされており,1~1.4億人の子どもがビタミンA欠乏状態にあり,120~300万人の子どもの死亡につながっていると見積もられている.

病態

ビタミンAは,気道や腸管上皮の免疫防御機構に関わっていることから,ビタミンA欠乏により,下痢になりやすく,その他,熱帯熱マラリア,麻疹の重症化の原因となる.

ビタミンAの主要な活性成分であるレチノイン酸は,腸管へのT細胞遊走を促進し,B細胞に作用してIgA産生を促進させ,Th2サイトカインレベルの減少を改善させる.
→レチノイン酸は,腸管免疫防御機能において重要な役割を有すると考えられている.

治療

低所得国において,ビタミンAの補給効果についても検討されており,小児での総死亡率の減少,下痢発症率や下痢関連死亡の減少,マラリアや麻疹の発症率低下,肺炎等合併症を有する麻疹の死亡率低下が示されている.

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