vertebral fracture
なすび専用のまとめノートで,医療情報を提供しているわけではありません.
ちゃんとした正書や情報提供サイトを強く推奨します.
当ブログは一切の責任を負いません.
合併症
偽関節
椎体骨折の骨癒合が遷延し治癒しない場合,腰痛を残すことがある.
最近では,バルーンを用いたセメント注入などの手術療法が選択されることがあるが,すべきかの結論が出ていない.
遅発性の麻痺
数ヵ月後に脊髄や馬尾神経を圧迫することが3%で存在し,下肢麻痺や膀胱直腸障害を呈することがある.
一度,骨粗鬆症性椎体骨折を起こすと,その後,脊柱変形(後弯・側弯)となり,頑固な腰痛となりうる.
→新鮮椎体骨折の場合,必ず骨密度を測定する!
脊柱後側弯症
椎体変形は,脊柱後側弯症の原因となる.
治療
骨癒合が得られれば,予後良好.
急性期は時に安静が必要であるが,2週以上の安静は推奨できない.
コルセットの必要性については,結論が出ていない.