副甲状腺全摘術  Total parathyroidectomy

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なすび医学ノート

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 副甲状腺過形成による原発性副甲状腺機能亢進症や続発性副甲状腺機能亢進症などの副甲状腺疾患だけでなく,Basedow病や甲状腺腫瘍などの症例で甲状腺全摘出術が選択される際に同時に施行されることが多い.

 副甲状腺全摘術の永続性副甲状腺機能低下症を回避するため,頚部や前腕の筋肉内へ摘出した副甲状腺の一部を移植する自家移植や,甲状腺の一部とともに副甲状腺を温存する甲状腺準全摘術が施行される.

副甲状腺自家移植

○確立された術式であり,75~100%の症例で術後に副甲状腺機能が保持される.
○長期人工透析に伴う続発性副甲状腺機能亢進症の患者や,副甲状腺過形成による原発性副甲状腺機能亢進症の患者では,病的副甲状腺を自家移植に用いるため,7~30%で自家移植後に副甲状腺機能亢進症の再発がみられる.
→移植後に副甲状腺機能亢進症が生じる可能性を考慮し,胸鎖乳突筋に移植する場合には移植部位を明示すること,増生した結節の同定や摘出が容易な前腕を移植部位に選択する.

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