糖尿病に伴う皮膚病変

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なすび医学ノート

個人的なまとめノートで,医療情報を提供しているわけではありません.
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直接デルマドローム

糖尿病特有の代謝障害と関連を有する.

糖尿病性皮膚潰瘍(壊疽)

上記リンク参照

糖尿病性リポイド類壊死症 necrobiosis lipoidica diabeticorum

多くは下腿前面にみられ,顔面や頭部,上肢にもみられることがあり,自覚症状のない比較的境界明瞭な褐色斑で,毛細血管拡張を伴い癒合して局面の形成がみられることがある.

糖尿病の合併は約2/3に認められるとされるが,糖尿病患者全体では約0.3%に認められる.
→皮疹が先行する症例もあるため,診断後の耐糖能検査を定期的に行う.

播種状環状肉芽腫 disseminated granuloma annulare

環状肉芽腫は,手背・足背・耳介などに限局して,環状の紅色局面がみられるが(限局型),一方,全身に播種状に多発する病型では,耐糖能異常が効率に認められる.

末梢循環障害による変性が考えられている.

糖尿病性浮腫性硬化 diabetic scleredema

上背部,肩に指圧痕を残さない皮膚硬化が限局し,先行感染がないことや自然治癒傾向がないことから,成年性浮腫性硬化症とは異なる疾患であり,糖尿病との関連が示唆されている.

膠原線維の増生により真皮の厚さが正常の3倍程度になり,ヒアルロン酸を主体とするムチン沈着がみられる.

間接デルマドローム

糖尿病によって増悪or好発する.

皮膚感染症(細菌・真菌)

ブドウ球菌感染に伴うせつ腫や再発性の慢性膿皮症がみられることが多い.
その他,多発性毛嚢炎や蜂窩織炎などを生じる.

真菌では,口腔内カンジダ症や陰部・股部などの白癬や足白癬が治りにくいことがある.

皮膚掻痒症

糖尿病の管理が不良で,皮膚が乾燥状態にあるときに好発する.

臓器障害が進行して,糖尿病性腎症を合併する例では掻痒の程度も強い.

掻痒を伴うもので,反応性穿孔性膠原症というものもあり,糖尿病・慢性腎不全患者にみられる.

湿疹・皮膚炎

糖尿病に併発した湿疹・皮膚炎では,糖尿病の管理が不良であると治療に抵抗し,難治性となることが知られている.

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