敗血症 sepsis

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なすび医学ノート

個人的なまとめノートで,医療情報を提供しているわけではありません.
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診断

プロカルシトニン Procalcitonin;PCT

健康正常人では血中にほとんど遊離されず,0.1ng/mLと低いが,細菌感染では炎症性サイトカインにより甲状腺外(肝・肺・腎・筋肉・脂肪細胞など)からもPCTは分泌される一方で,ウイルスや自己免疫性疾患ではあまり上昇しないため,細菌かウイルスの鑑別に有用であるとされている.

プロカルシトニンは116個のアミノ酸から成る分子量 13kDaの蛋白で,N末端側には57個のアミノ酸から成る領域があり,中央に32個のアミノ酸から成るカルシトニン部分,C末端側には21個のアミノ酸から成るカタカルシン(catacalcin)部分が存在する.
・PCTはヒトCALC-1遺伝子によってコードされている.この遺伝子は染色体11p15.4に存在する.
・PCTは循環血液中では半減期が約24~30時間といわれている.
・CRPは細菌感染症の診断として感度75%と特異度67%だが,PCTは感度88%と特異度81%で,CRPよりも感度や特異度で有用.

正常範囲(健常者):<0.05ng/mL
*細菌感染の除外目的なら,0.125ng/mL程度がカットオフ値?
局所感染:<0.5ng/mL
全身性感染:0.5~2.0ng/mL
→敗血症の可能性を除外できない限り,敗血症の治療を開始すべき.
重症SIRS:2.0-10ng/mL
敗血症性ショック :>10ng/mL

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