関節リウマチ  rheumatoid arthritis;RA

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なすび医学ノート

個人的なまとめノートで,医療情報を提供しているわけではありません.
診療は必ずご自身の判断に基づき,行ってください.
当ブログは一切の責任を負いません.

多発性の関節炎が増悪と改善を繰り返しながら,慢性に進行する全身性自己免疫疾患.

罹患関節は左右対称性.

抗環状シトルリン化ペプチド(cyclic citrullinated peptide;CCP)抗体やリウマトイド因子などの自己抗体を高頻度に認める.

罹患関節では血管新生を伴う関節滑膜の増殖とそれに伴う軟骨・骨破壊が発症早期から生じ,関節機能が低下する.

適切な治療が行われなければ,ADLが障害され,罹病10年で3~5 割の患者が要介助になるとも言われている.

間質性肺炎や血管炎などの様々な関節外病変をしばしば合併し,患者の予後を左右する.

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関節リウマチ 治療
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疫学

30~50歳代の女性に好発し,男女比は1:4~5と圧倒的に女性に多い.

世界人口の約1%が罹患するとされるが,わが国における患者数は70~80万人と推定されている.

原因

根本的な原因は未だ明らかではない.

自己免疫反応に基づく慢性の炎症が全身の関節に生じる.

病態

軟骨・骨破壊は発症1~2 年の早期から進行する.
→治療介入の重要なタイミング(window of opportunity)

血管新生を伴う関節滑膜の増殖(パンヌス組織の形成)

・増殖した滑膜細胞からは軟骨・骨の重要成分であるコラーゲンやプロテオグリカンを分解するマトリックス分解酵素が大量に産生.
・増殖した滑膜細胞に加えて,それに浸潤する免疫担当細胞から産生される腫瘍壊死因子(tumor necrosis factor:TNF)やインターロイキン(interleukin:IL)-1,IL-6 等の炎症性サイトカインにより活性化された破骨細胞が,骨基質を溶かして骨を吸収.

軟骨・骨を侵食するように関節を破壊する

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