肺炎 診断

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なすび医学ノート

個人的なまとめノートで,医療情報を提供しているわけではありません.
診療は必ずご自身の判断に基づき,行ってください.
当ブログは一切の責任を負いません.

原因菌の特定

原因菌の同定を迅速に行うことができれば,標的治療が可能となり,耐性菌蔓延のリスクも低下させることができる.

喀痰グラム染色検査

良質の喀痰が得られば,極めて有用な検査法.

良質の検体が得られなければ,有用性が低下することや,非定型病原体の診断には使えないデメリットがある.

尿中抗原検査

検体を容易に得ることができ,重症化しやすい肺炎球菌とレジオネラ・ニューモフィラの診断に有用.

レジオネラ・ニューモフィラ

レジオネラにおいてはこれまで血清群1しか診断できなかったが,最近のキットは他の血清群も検出可能となった.

咽頭ぬぐい液

マイコプラズマ

迅速診断には,抗原キットが使用可能であるが,検出感度・特異度の点で十分とは言えない問題点がある.

全自動遺伝子解析装置

FilmArray®システム

多くの病原体を同時かつ短時間に検出する新しい検査法.

全自動でマルチプレックスPCR法を行い,鼻咽頭ぬぐい液を検体として呼吸器パネルで解析した場合,新型コロナウイルスを含む23種のウイルスや細菌を,約1時間で検出できる.

網羅的細菌叢解析

細菌のみが保有する16S ribosomal RNA遺伝子をPCRで網羅的に増幅し,PCR産物のクローンライブラリーを作成した後に無作為に選択したクローンの塩基配列を評価することで,その検体中の優占菌種を把握する手法.
→肺炎で原因不明であった症例でも原因菌の推定が可能となった.

市中肺炎症例の解析では,従来より多いとされている肺炎球菌,インフルエンザ菌,肺炎マイコプラズマに加えて,これまでは検出されにくかった嫌気性菌や,検出されても有意菌と判断されにくい口腔内連鎖球菌が,第一優占菌種として一定数検出された.

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