末梢動脈疾患(透析)

医学ノート(なすび用)

Peripheral Arterial Disease;PAD

透析患者はPADの発症率が高く,早期診断や適切な治療介入がなされないと重症下肢虚血(critical limb ischemia;CLI)に至ることがある.

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透析患者の特徴

PADの発症率が高い.
・維持透析患者の37.2%でPADを有する報告あり.
・臨床症状による透析患者のPAD頻度が13~23%.

CLIを発症した透析患者の中には発症前に重度の下肢の虚血を有しながら症状の明らかでない潜在的重症下肢虚血(subclinical CLI)が存在することが知られている.
・透析患者は活動性が低くPADが存在しても症状が出にくい.

透析患者の下肢切断後の生命予後は非常に不良.

検査

ABI (Ankel Brachial Index:足関節上腕血圧比)

透析患者に対し,年1回測定することが推奨されている.

ABI≦0.90 下肢閉塞性動脈硬化症
 0.71~0.90 Mild
 0.41~0.70 Modertate
 0.00~0.40 Severe
ABI 0.91~0.99 境界域
ABI 1.0~1.40 正常
ABI>1.40 動脈の石灰化の疑い

透析患者は血管の高度石灰化によりABIが偽性高値を示し,PADを検出できない場合が多い.

皮膚組織灌流圧 skin perfusion pressure;SPP

感度・特異度が高く,透析患者に対し有用であるという報告がある.

下肢血管超音波検査 lower limb ultrasonography;LUS

断層法やパルスドプラ波形の形態変化により,下肢の主要な動脈の狭窄・閉塞病変の評価が可能で血管形態評価と血流評価を行える有用な検査法.

術者による診断能に差があり再現性や客観性が乏しいという欠点がある.

CT angiography;CTA

透析患者では,動脈壁の石灰化により病変の正確な評価が困難な場合がある.

医学ノート(なすび用)
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なすび院長

勤務医に疲れ,定期非常勤と投資でなんとかしのごうというひっそり医.
好きな分野は,糖尿病・腎臓病です!(゚∀゚)

ネット上で念願のなすびクリニックを作るも,今日も改装中で,いつ再開するのやら・・・
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