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RA系阻害薬,Ca拮抗薬,サイアザイド利尿薬を使用しても降圧目標に到達しない場合に,MR拮抗薬,β遮断薬,α遮断薬についで,中枢性交感神経抑制薬や血管拡張薬の追加が考慮される.
中枢性交感神経抑制薬
メチルドパ
本態性高血圧患者のランダム化比較試験を統合した解析から,プラセボと比較して有意な降圧効果を示した.
腎機能障害例に使用できる.
妊娠初期からも,また妊娠20週間を過ぎて発症する妊娠高血圧症候群にも安全に使用できる.
立ちくらみの副作用に注意.
クロニジン,グアナベンズ
交感神経中枢である延髄吻側腹外側領域のα2受容体を刺激することによって交感神経活動を抑制し降圧する.
主に早朝高血圧に対して眠前に投与される.
Naや水貯留がみられるため,利尿薬の併用が必要となることがある.
眠気,口渇,倦怠感,陰萎など副作用が多い.
突然中止すると離脱症状が出現する.
古典的な血管拡張薬
ヒドララジン
直接に血管平滑筋に作用して血管を拡張させる.
速効性があるので高血圧緊急症に用いられる.
妊娠初期からも,また妊娠20週過ぎて発症する妊娠高血圧症候群にも安全に使用できる.
副作用として,狭心症,頭痛,動悸,頻脈,浮腫がみられる.
劇症肝炎の報告もあり,肝障害には投与禁忌.
連用で全身性エリテマトーデス様の症状が発現することがある.