僧帽弁逆流症,僧帽弁閉鎖不全症 mitral regurgitation;MR

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なすび医学ノート

個人的なまとめノートで,医療情報を提供しているわけではありません.
診療は必ずご自身の判断に基づき,行ってください.
当ブログは一切の責任を負いません.

病態

左室拡大によって,一回心拍出量を増加させることで,前向き一回心拍出量の減少が代償される.

急性MRでは,一回心拍出量の減少を代償させるため,左室が過収縮となるが,十分な代償を行えない場合には低心拍出と肺うっ血を生じショック状態に陥る.

心房性機能性僧帽弁逆流

心室性機能性僧帽弁逆流の原因となるような左室の局所壁運動異常や全体の収縮能低下がなく,心房拡大が明らかであり,弁尖や腱索に器質的異常が乏しいにも関わらず生じている僧帽弁逆流.

持続性心房細動に心房拡大,僧帽弁輪や三尖弁輪の拡大を伴えば,左室収縮能低下を伴わない例においても有意な機能性僧帽弁逆流が生じうる.

周術期の管理

1)後負荷を上げないための血圧コントロールが最重要

2)心房細動の有無を評価する.

3)無症状でかつ左室機能が保たれている場合は,非心臓手術を安全に行うことが可能.

4)有症状または低左心機能症例でも,非心臓手術に先行して僧帽弁への介入を行う必要はほとんどない.

5)左室駆出率が30%以上保たれている場合は,非心臓手術前にMitra Clip®の施行も考慮される.

歯科治療時のIE予防

中等度リスク
(逆流が軽微な場合はリスクが低い)

予防的抗菌薬投与が提案される.

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