Klebsiella pneumoniae 肺炎桿菌

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なすび医学ノート

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藤元メディカルシステム - 先端医療講座 - Klebsiella pneumoniae(肺炎桿菌)

Gram染色

○グラム陰性桿菌・中~大型
=GNR-M(L) gram-negative rod middle or large-sized)
○E.coliより少し大きめだが.グラム染色では鑑別できないことが多い.
○爽膜を持つ.爽膜(halo)は,グラム染色で辛ろうじて確認できる場合もあれば,全く見えないこともある.
○2個が対をなしたり,数個が鎖状に繋がって見えることもある.

臨床上の特徴

○E coliと並ぶ代表的な腸内細菌科の好気性菌.
○E.coliとは異なり,肺にも親和性がある.
・はじめに肺炎の起炎菌として発見され,“K.pneumoniae" の名がある.

○外来での単純性尿路感染症の主要起炎菌の1つである.
・免疫能正常の患者においても,起炎菌になりうる.

○糖尿病,肝硬変,アルコール多飲の患者との関連が強い.
・これらの患者に重症肺炎や敗血症を起こす.
・健常者は, Kpneumoniaeによる肺炎には擢思しない.

肺炎

○右葉に多く,consolidationの著明な大葉性パターンを呈する.
・葉間胸膜のbuldgingをきたし,球形にみえて腫瘍と間違われる.
・壊死を伴い,空洞を形成することも多い.
・H.influenzae,M.catarrhalisによる下気道感染が,気管支炎や気管支肺炎パターンが多いのと好対照である.

薬剤感受性

○E.coliとは異なり,ABPC(ピクシリン)に対して自然耐性がある.
・SBT/ABPCには感受性があるが,ABPCに対して自然耐性があるから,K.pneumoniaeとわかっていて,わざわざSBT/ABPCを用いることはしない.
○ 第1~3世代セフェム系の感受性はすべてよい.
・尿路感染症では薬剤移行がよいので,第1世代セフェム系でも十分であることが多い.
○アミノグリコシド系やニューキノロン系も良好.
・重症例では,迷わず第3世代セフェム系を用い,治療初期の数日間はアミノグリコシド系を併用する.
○E.coliと同様,ESBL産生菌が問題となる.

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