腸結核 intestinal tuberculosis

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なすび医学ノート

個人的なまとめノートで,医療情報を提供しているわけではありません.
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疫学

 肺外結核の中では,胸膜炎17.1%,肺門・縦隔以外のリンパ節結核4.6%,粟粒結核4.1%の次に多いが,新規登録結核患者数の1.3%を占めるに過ぎず,活動性の腸結核は比較的稀.

 消化管での好発部位は,食道9.6%,胃3.8%,十二指腸2.4%,小腸33.2%,回盲部35.2%,虫垂1.0%,結腸35.2%,直腸0.7%,肛門4.8%で,大腸カメラで発見される可能性が高い.

症候

 腹痛,下痢,発熱ならびに嘔吐が多く,吐下血など顕性の消化管出血は5.8~14.3%程度と報告されている.

画像

輪状・帯状潰瘍と輪状狭窄,瘢痕萎縮帯,腸管の変形などが典型像.
・実際は不整形潰瘍が多いされ,肉眼形態だけでは診断ができないことがある.

診断

生検

結核菌培養陽性率は44.7%,結核菌PCR陽性率38.6%,抗酸菌染色陽性率23.6%,乾酪性肉芽腫陽性率10.9%(非乾酪性を含めると61.1%)とされ,いずれも十分ではない.

IFN-γ遊離試験 interferon-gamma release assay;IGRA

96.0%,89%と高い陽性率を示している.
→生検で非乾酪性肉芽腫のみの検出にとどまる症例や経過から腸結核が疑われる場合は試みてもよい.

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