伝染性単核球症 infectious mononucleosis;IM

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なすび医学ノート

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発熱,咽頭扁桃炎,リンパ節腫脹を三徴とするEBウイルス(EBV)感染症

疫学

成人発症は比較的まれであり,成人の咽頭炎の原因の2%未満に過ぎず,大半は以前にEBVに暴露しているためこの感染症にかかりにくい.

成人であっても,発熱・咽頭扁桃炎・リンパ節腫脹があり,肝障害とともに発疹を伴う場合伝染性単核球症を否定しておく

病態

感染経路

EBVはIM罹患後中咽頭より最大18カ月間持続的に放出されるほか,数十年の間にわたり断続的に中咽頭から放出される可能性がある.

子宮頸部の上皮細胞や男性の精液などからもEBVが検出されることから,性行為によっても感染することが知られ,母子・兄弟.異性間で伝染することに留意する必要がある.

症候

皮疹

一般的皮疹は紅斑丘疹,蕁麻疹,点状紫斑.
・一般的な薬疹や麻疹様の皮疹と区別はできないと思われる.

一般に皮疹はアンピシリンまたはアモキシシリンの投与後に発生することが多い.
・実際にはアジスロマイシン,レボフロキサシン,ピペラシリン・タゾバクタム,セファレキシン内服,または抗菌剤の投与なしに生じることも知られる.

発疹が薬剤で誘発されるメカニズムはまだ不明ながら,一過性にウイルス媒介して免疫が調整され,抗菌剤に対する可逆的な遅延型アレルギー反応を引き起こす可能性があると考えられる.
→多くの患者はその後,副作用なしにアモキシシリンまたはアンピシリンを内服することが可能であるとされる.

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