高血圧性心筋症 hypertensive cardiomyopathy

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なすび医学ノート

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高血圧性心疾患に特徴的な左室肥大および心筋細胞肥大,間質や血管周囲線維化などの組織学的異常とともに心機能障害として収縮不全を呈した拡張型心筋症類似の病態.

左室拡大を伴う遠心性肥大が特徴.
心不全の発症には,心臓の組織学的・機能的障害に加え,血管,腎臓など高血圧による他の臓器障害も寄与していることが多い.

病態

高血圧が持続すると,収縮期および拡張期の圧負荷の増大により,心肥大・心筋間質の線維化などの心筋リモデリングを生じる.

高血圧に心肥大を合併すると,死亡率・心不全・冠動脈疾患による心血管病イベントのリスクが高まる.

1)SPRINTの追加開設では,収縮期血圧(AOBP)120mmHg未満への降圧が,心肥大の発症を抑制し,退縮させた.
2)高血圧治療による心肥大の退縮は,心血管病イベントや突然死を減少させる.
3)CASE-Jのサブ解析では,SBP 130mmHg未満への降圧が,心肥大合併高血圧の脳心血管イベント発症を非心肥大例と同等まで低下させた.

治療

心肥大退縮効果を比較したメタ解析では,RA系阻害薬とCa拮抗薬の効果が最も大きかった.

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