シャント(血液透析) shunt

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なすび医学ノート

エコー

形態評価

エコーでの狭窄評価で必要なことは、長・短軸での狭窄径の測定とその前後の正常部血管径の測定.

1)径は2.0mm以上あることが望ましいとされ,50%以上の狭窄は早く詰まりやすく,10~25%ぐらいの狭窄であれば細い血管でも大きな問題はない場合が多い.
2)狭窄の長さがどれぐらいあるかも測っておく.
3)高度狭窄や閉塞時には、エコーで血管壁をしっかり追えるかどうかも確認しておく.

血流機能評価

内シャントに発生する狭窄や閉塞病変を検出する能力が高く,定量評価が可能.

測定部位である上腕動脈から狭窄などの責任病変までの血管ルートが一本道で,その経路に血流の逃げ道がないのが前提.

設定しているQBでシャント修復の適応が違う.
QB 200mL/min→FV≦350mL/min,RI≧0.68が目安
QB 280mL/min→FV≦512mL.min,RI≧0.61が目安

シャント血流量 Flow Volume;FV

500mL/min未満 or ベースの血流量より20%以上減少している場合は狭窄病変が発現している可能性がある.

1)最も測定誤差が少ないとされる上腕動脈で測ることがスタンダードとされている.
2)FVの基準値はだいたい350~500mL/min以上となる.
・350mL/min以下であると,透析中の脱血が困難である場合が多くなる→修復の適応
・1500~2000mL/min以上になると過剰血流となり、血行動態や心機能に影響を与え、スティール症候群を引き起こす可能性がある.
3)基準値は計算式で求めることが可能.
4)FVはシャントの脱血不良に対して,感度と特異度が高い検査の指標。 

血管抵抗指数  Resistance Index;RI

拡張期の血流速度が、収縮期に対して何パーセント落ちたのかを評価する指標.

1)上腕動脈で測定.
2)カットオフ値として0.6が基準→収縮期の60%以下に血流速度が落ちていれば、高度狭窄や閉塞の指標となる.

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