エサキセレノン Esaxerenone

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お薬手帳

個人的なまとめノートで,医療情報を提供しているわけではありません.
診療は必ずご自身の判断に基づき,行ってください.
当ブログは一切の責任を負いません.

ミネブロ® 第一三共 2019年5月13日発売
*「慢性心不全」の保険病名はない.

特徴

1)ミネラルコルチコイド受容体への選択性が高い.
2)男性の女性化乳房・陰萎,および月経痛などの副作用が少ない.
3)エプレレノンと異なり,「高血圧症」の病名でCCr 30~60mL/分の症例,微量アルブミン尿または蛋白尿を伴う糖尿病患者に対しては慎重投与になっており,使用できる
4)RAS阻害薬に対し,追加ができる.
5)利尿作用は強くなく,脱水はあまり起きない?

アルドステロンが高くなくても効果あり.
レニンが低い症例に特に効果あり.

使用方法

通常
1日1回2.5mgより開始
→効果不十分なら5mgまで増量

30≦eGFR<60mL/min/1.73㎡,微量アルブミン尿・蛋白尿を伴う糖尿病患者の場合
1日1回1.25mgより開始.
→4週間以降に2.5mg/dayまで増量.最大5mg/dayまで増量可.

開始後,2週間以内と約1ヵ月時点で血清K値を確認する.

禁忌

1)成分に対し過敏症の既往歴がある患者.
2)高K血症(投与開始時にK 5.0mEq/L以上)
3)重度の腎機能障害(CCr 30mL/min未満)
4)K保持性利尿薬,K製剤を内服中

血清K値による調整

K 5.0mEq/L未満→維持
K 5.0~5.4mEq/L→減量を考慮
K 5.5~5.9mEq/L→減量ないし中止
K 6.0mEq/L以上→直ちに中止

エビデンス

国内第Ⅲ相試験

本態性高血圧症に対するCa拮抗薬,RAS阻害薬に追加した場合
効果・安全性は検証すみ(エサキセレノン 5mg).
52週後に単剤で,SBP -23.7mmHg,DBP -12.3mmHg
52週後にCa拮抗薬併用,SBP -20.5mmHg,DBP -13.1mmHg
52週後にRAS阻害薬併用,SBP -23.0mmHg,DBP -12.6mmHg

アルブミン尿(UACR 30~1000mg/gCr)を有する2型糖尿病を合併した高血圧症(エサキセレノン 1.25~5mg)
12週後にSBP -13.7mmHg,DBP -6.2mmHg.
eGFRcreはほぼ変化なし,UACRの変化率は-35.3%

CKD(30≦eGFR<60mL/min/1.73㎡)を合併した高血圧症(エサキセレノン 1.25~5mg)
12週後にSBP -17.8mmHg,DBP -8.1mmHg.
eGFRcreはほぼ変化なし,UACRの変化率は-28.6%

原発性アルドステロン症を合併した高血圧症(エサキセレノン 5mg)
12週後にSBP -17.7mmHg,DBP -9.5mmHg

国内第Ⅲ相臨床試験(ESAX-HTN試験)

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