おむつ皮膚炎 Diaper dermatitis

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なすび医学ノート

個人的なまとめノートで,医療情報を提供しているわけではありません.
診療は必ずご自身の判断に基づき,行ってください.
当ブログは一切の責任を負いません.

頻度

○乳幼児にはありふれた疾患.
○おむつをした老人が増加するにつれて,老人でもしばしばみられるようになった.

病態

○以前より,乳幼児のおむつに吸着された尿中の尿素が,おむつ着用による湿潤した皮膚表面に増殖した細菌によって分解され,その結果生ずるアンモニアによる接触皮膚炎であるとする考えがある.
・これに汗,大便およびこれらの分解産物による皮膚炎が一緒になって本症が生ずるものと考えられる.

症候

○乳幼児のおむつが当たる部位(下腹部,陰股部,臀部)に小丘疹を伴った紅斑を生じる.
・進行するとびらん,落屑を生ずることがある.
・初期には股部(しわの部位)には皮疹を生じにくい.
・本症が進行したときの特殊な例として小結節がみられることがある(小児臀部肉芽腫).
・おむつをしている老人(寝たきり老人など)では尿,大便の量が多く,全身状態も決してよいとはいえず,乳幼児より重度の皮疹となることが多い.
・老人にも小児臀部肉芽腫に相当する皮膚病変がみられる.

○カンジダの感染が起こりやすい部位なので(乳児寄生菌性紅斑など),皮膚カンジダ症が疑われるときには必ず苛性カリ・パーカーインキ法による鏡検検査を行わなければならない.
・培養検査が必要なこともある.

治療

○清拭(軽症ではこれだけでよい例が多い)
○ステロイド剤(+抗生剤)の外用

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