ダパグリフロジン Dapagliflozin

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なすび医学ノート

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フォシーガ® 錠5mg/10mg アストラゼネカ

心保護

SGLT2阻害による浸透圧性利尿作用および血行力学的作用に加えて,心筋線維化への二次的作用が関連している可能性がある.

NLRP3依存性インフラマソームの活性化に対するダパグリフロジンの抑制作用が,心室への有益な作用をもたらす機序の一部である可能性が示された.

心筋リモデリングに有効.

DAPA-HF(国際共同第Ⅲ相試験)

2型糖尿病合併および非合併の,左室駆出率が低下した(LVEF40%以下)心不全患者が,標準治療への追加療法としてDapagliflozin 10mgを1日1回投与した際の影響を,プラセボとの比較で評価することを目的とした国際多施設共同無作為化二重盲検並行群間比較試験.

P:EFの低下した心不全患者4744例(うち日本人343例),EF≦40%,NT-proBNP≧600,eGFR≧30
E:ダパグリフロジン10mg+標準治療
C:プラセボ+標準治療

主要複合評価項目(心不全イベント発症or心血管死の初回発現までの期間)
ハザード比0.74→26%のリスク低下(p<0.0001)
・心不全悪化の初回発現リスクが30%低下(p<0.0001)
・心血管死のリスクが18%低下(p=0.0294)
・糖尿病合併例 ハザード比0.75
・糖尿病合併例 ハザード比0.73

複合評価項目のそれぞれの項目でもリスク低下をさせたことが示された.

腎保護

DAPA-CKD

DAPA-CKD | 糖尿病トライアルデータベース

使用法

2型糖尿病

5mg 1日1回投与
(効果が不十分な場合は,10mgまで増量可)

1型糖尿病

インスリン製剤との併用を条件として,5mg 1日1回投与
(効果が不十分な場合は,10mgまで増量可)

導入する場合は,インスリン量を減量する(1日投与量の20%以内が推奨)

慢性心不全(糖尿病がなくてもOK)

2020年12月から「慢性心不全(ただし,慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る)」に対しても使用可能に.
*EFが保持された慢性心不全における有効性・安全性は確立されていないため,EFが低下した慢性心不全患者に投与する.

10mg 1日1回投与
(5mg/dayの有効性は確認されていない)

慢性腎臓病

2021年8月に「慢性腎臓病」に対しても使用可能に.
*末期腎不全・透析施行中の患者は除く.

10mg 1日1回投与

eGFR<25の患者では,本剤の腎保護作用が十分に得られない可能性があること,投与中にeGFRが低下することがあり,腎機能が悪化する恐れがあるため,投与の必要性を慎重に判断する.

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