なすび専用のまとめノートで,医療情報を提供しているわけではありません.
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平坦なもの
紅斑 erythema
ガラス板で退色する紅色斑.一過性の血管拡張によって起こる.
限局性で立体的変化を伴わない色調の変化.
真皮乳頭・乳頭下層の血管拡張.
紫斑 purpura
ガラス板で退色しない紫紅.皮膚内の出血によって起こる.
真皮の血管炎を背景として,赤血球の漏出がある.
色斑
径1~5mm→点状出血
径1~5cm→斑状出血
径5cm以上→びまん性出血
血管拡張
拡張した毛細血管の透見
白斑
色素脱色・局所性貧血
色素細胞の脱落により正常皮膚色が失われる状態.
色素斑
皮膚表面の色調変化
主にメラニン or メラニン含有細胞の存在によるが,その部位によって色調の違いがある.
隆起しているもの(発疹)
皮疹には,原発疹と続発疹がある.
→診断は原発疹に基づいて行う.
湿疹・皮膚炎は発症から治るまで,湿疹三角という経過をたどる.

丘疹
皮膚表面から半球状や扁平な形状の限局性,5~10mmまでの隆起.
紅斑性という赤みを帯びたもの,水っぽくみえるもの,やや堅く触れるものに大別される.
結節
径5mm以上
水庖
皮膚からの限局隆起で,内容が水様性のもの.
最も頻度が多いのが虫刺され.
多くは二次的な皮疹であることが多く,湿疹・紅斑症・角化症・感染症に続発する.
一次的では,類天疱瘡や天疱瘡などの自己免疫性水疱省.
→重症化することが多いため,水疱症をみたら,皮膚科専門医へ紹介する.
膿庖
内容物が膿
胼胝
表皮角層が限局的に肥厚
膨疹
真皮の限局性,一過性の浮腫.
短時間で消退する.
蕁麻疹に代表される個疹で,Ⅰ型アレルギー反応なので,ヒスタミンによる血管透過性が基本であり,盛り上がるが,ヒスタミンの活性がなくなると跡形もなく正常皮膚に戻る.
炎症細胞はほとんど関係ないので,色素沈着などの続発疹はない.