Clinical inertia 臨床的惰性

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なすび医学ノート

個人的なまとめノートで,医療情報を提供しているわけではありません.
診療は必ずご自身の判断に基づき,行ってください.
当ブログは一切の責任を負いません.

○治療目標が達成されていないにもかかわらず、治療が適切に強化されていないこと.
○臨床的な惰性と訳され,患者が適切な治療強化を受けていない場合に医療提供者に責任があることを暗に示している.
○実際には,早期の治療強化が血糖コントロールやイベント発症に関連しており,速やかな治療強化の重要性を患者さんが認識するよう支援する必要がある.

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○医師,患者,システムに関連する複数の要因によって生じる.
・糖尿病の治療強化には,複数の経口薬や注射剤,血糖測定および生活習慣の大幅な改善が必要になることも多く,特に注射剤など新しい薬剤に対する苦痛や抵抗が生まれることがあり,多くの患者が最初の時点で使用を拒否する.
・糖尿病に関する自己負担費用が増加することが,患者や医療提供者が新たな薬剤の開始を躊躇する要因となることもある.
→患者は血糖値上昇への最初の対策として,生活習慣の改善を試みる方を好む.

医師側要素(寄与率50%)

○変わりやすい/適切でない目標設定
○目標達成までの投与量調節の失敗
○(うつ病などの)併存症の特定および失敗
○患者主導の医療面接(会話が定まらない)
○不十分な時間
○プロアクティブ治療ではなくアクティブ治療

患者側要素(寄与率30%)

○疾患があることを否定する
○疾患が深刻ではないと信じている
○低いヘルスリテラシー
○薬剤費
○多すぎる薬剤
○薬剤の副作用
○医師と患者とのコミュニケーション
○医師を信頼しない
○うつ病,薬剤乱用

オフィスシステム的要素(寄与率20%)

○臨床ガイドラインがない
○疾病登録がない
○来院計画がない
○積極的な支援活動がない
○意思決定支援がない
○治療へのチームアプローチがない
○医師とスタッフとのコミュニケーション不足

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