chronic prostatitis
なすび専用のまとめノートで，医療情報を提供しているわけではありません．
ちゃんとした正書や情報提供サイトを強く推奨します．
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最低3ヵ月以上続く慢性的な骨盤の痛みで，しばしば下腹尿路症状や性機能障害を伴い，他疾患の可能性が除外されたもの．
疫学
成人男性の約2～10％が罹患しうる疾患として考えられている．
20～50歳台の若年男性によくみられる．
原因
不明であるが，微生物感染，自己免疫，内分泌異常，血流障害，尿の逆流などが原因として考えられている．
診断
問診
痛みの性状や部位，下部尿路症状や性機能障害などについて聴取する．
症状質問票
NSH慢性前立腺炎症状スコア（National Institutes of Health Chronic Prostatitis Symptom Index；NIH-CPSI）は，診断や重症度評価のために有用．
検査
血清PSA値，尿検査，腹部超音波検査により，他疾患の鑑別を行う．
治療
細菌性前立腺炎でない場合でも抗菌薬が有効なことがある．
→キノロン，テトラサイクリンなどの抗菌薬を6週以上投与することが推奨されている．
α1遮断薬やセルニチンポーレンエキス，NSAIDsが有効．
