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化学物質が皮膚に接触して融解壊死をきたすことを化学損傷(化学熱傷)といい,化学物質そのものによる細胞の障害や二次的に生じる発熱作用などによって,局所の炎症や組織壊死が誘引される.
アルカリ損傷
水酸化ナトリウムなどによるアルカリ損傷は作用時間が長く,組織を融解し深部へ到達するため,酸より損傷が強くなって重症化しやすい.
流水による洗浄が基本となるが,損傷部位のpHが7.0まで洗浄を続けることが望ましく,アルカリ損傷では5-10時間の洗浄が必要となることもある.