脳梗塞 cerebral infarction

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なすび医学ノート

個人的なまとめノートで,医療情報を提供しているわけではありません.
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疫学

発症率は,男性・女性ともに減少してきている.

ラクナ梗塞の発症率は,降圧療法の普及に伴い減少していたが,アテローム血栓性脳梗塞・心原性脳塞栓症の発症率は有意な変化は認めていない.
・アテローム血栓性脳梗塞は,糖尿病を含めた耐糖能異常と脂質異常症の有病率が増加していることが降圧治療の効果を相殺している.
・心原性脳塞栓症については,心房細動の有病率が変化していない(高齢者で増加していることが課題).

ラクナ梗塞

高血圧が主因となり,穿通枝に細動脈硬化を来たし,その閉塞によって脳の深部に1.5cm以内の小さな梗塞を生じる.

ラクナ症候群と言われる運動・感覚・言語障害を呈し,比較的予後良好.

アテローム血栓性脳梗塞

頸部動脈や頭蓋内の皮質枝と呼ばれる脳主幹動脈に高血圧・糖尿病・脂質異常症などのリスクが加わって,粥状動脈硬化が生じて同部位からの塞栓性or血行力学性に脳梗塞を発症する.

広範な脳の領域に灌流障害を呈することもあり,意識障害や皮質症状と言われる大脳皮質の機能障害を呈することもある.

発症直後から1ヵ月の再発率が他の病型に比較して,著しく高い.

心原性脳塞栓症

心房細動などにより心内に生じた血栓が塞栓性に脳動脈を閉塞することによって発症する.

内頸動脈や皮質枝本幹が閉塞するために広範な脳梗塞を来たし,重症and予後不良.

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