骨の生理

スポンサーリンク
なすび医学ノート

個人的なまとめノートで,医療情報を提供しているわけではありません.
診療は必ずご自身の判断に基づき,行ってください.
当ブログは一切の責任を負いません.

構造

○骨組織は,骨質,関節軟骨,骨膜,骨髄の4組織からなり,これに豊富に分布する血管や神経が加わる.
○骨の主体である骨質は,主として外側を覆う皮質骨とその内側に位置し網目状を呈する海綿骨に分けられる.
○海綿骨は網目状のネットワーク構造を有し,外力に対して抵抗力の大きくなるような方向性を持っている.
○骨組織の細胞としては,骨形成系細胞である骨芽細胞(osteoblast)や骨細胞 (osteocyte),骨吸収を営む破骨細胞(osteoclast),さらには骨髄に多種類の細胞が存在する.

役割

■生体の支持
■生体内でのCa貯蔵庫

骨リモデリング

・1サイクルに120~150日程度を要する.
・約4%の骨が1年の間で入れ替わるとされる.
・骨吸収量と骨形成量はほぼ等しく,骨量は変動しない(骨吸収と骨形成のカップリング).

休止

・活発な骨吸収や骨形成を営んでいない骨表面は,lining cellと呼ばれる扁平な骨芽細胞に覆われる.

破骨細胞活性化

・PTHやIL-1のような骨吸収因子がlining cellに作用すると,lining cellは活性化され,立方状に形態が変化し,細胞間に隙間ができる.

骨吸収相

・骨芽細胞から破骨細胞への情報が伝達され,破骨細胞が活性化され,骨吸収が開始される.
・CTなどの骨吸収抑制因子により,骨吸収が停止し,骨吸収部位にマクロファージが出現する.

骨形成相

・骨基質中に存在するTGF-βやIGF-1などの骨形成促進因子が,骨吸収に伴い放出され,骨芽細胞を活性化し,骨形成が開始される.
・骨形成が完了すると,骨表面は再びlining cellに覆われ,再び休止になる.

破骨細胞 osteoclast

・酸や黄白分解酵素を分泌し,骨を形成する骨基質を分解し,骨吸収を行う.

■破骨細胞の形成と活性化
・幹細胞から分化した単球が刺激によって,増殖・成熟すると,破骨細胞前駆細胞になる.破骨細胞前駆細胞はRANK受容体を持っていて,RANKLにより破骨細胞に分化する.破骨細胞はRANKLの刺激により,骨吸収を行う.

骨芽細胞 osteoblast

・Ⅰ型コラーゲンをはじめとする種々の骨基質蛋白を産生し,この基質にハイドロキシアパタイト結晶を沈着させ,石灰化を行い,骨を形成する.
・骨芽細胞の一部は自ら産生した骨基質に埋没し,骨細胞になると考えられている.

骨ホルモン

オステオカルシン

FGF-23

RANKL

タイトルとURLをコピーしました