良性発作性頭位眩暈症 benign paroxysmal positional vertigo;BPPV

スポンサーリンク
なすび医学ノート

個人的なまとめノートで,医療情報を提供しているわけではありません.
診療は必ずご自身の判断に基づき,行ってください.
当ブログは一切の責任を負いません.

1)特定の頭位で誘発される持続の短い(数分以内)めまいの反復.
2)耳鳴を来さないことが特徴

症候

1)特定の頭位変換によって,回転性あるいは動揺性のめまいがおこる.
2)めまいは数秒の潜時をおいて出現し、次第に増強した後に減弱ないし消失する.めまいの持続時間は1分以内のことが多い.
3)繰り返して同じ頭位変換を行うとめまいは軽減するか,おこらなくなる.
4)めまいに随伴する難聴・耳鳴・耳閉塞感などの聴覚症状を認めない.
5)第VIII脳神経以外の神経症状がない.

検査では,懸垂頭位から座位,座位から懸垂頭位への変換で,方向が逆転する回旋成分の強い眼振が認められることが多い(後半規管型,60-90%).

頭位眼振検査で方向交代性眼振のみられる場合もある(外側半規管型,水平半規管型).
*末梢性障害の場合,頭位の変化から眼振の出現までの潜時,頭位の変化を繰り返すことによる疲労現象が認められることが多い.
→潜時や疲労現象を欠く場合,中枢障害についても考慮する必要がある.

治療

浮遊耳石置換法(後半規管型の場合,いわゆるEpley法) が奏効する.

浮遊耳石置換法 canalith repositioning procedure,Epley法

1)BPPVは,頭位の変化時に半規管内の浮遊物による刺激によって生じるとする考えかたに基づいた理学療法である.
2)原理は,めまいの責任半規管のある平面でその半規管を回転させ,半規管内にある浮遊物を卵形嚢へ戻すことである.
3)後半規管型の場合,患側下45°の頭位からスタートし,健側下45°頭位へ,さらに体を回転させたうえで頭部を回転し最初の状態から後半規管が180°回転した位置から座位に戻る.
4)本法は多くのBPPV症例に有効であることが報告されている.

タイトルとURLをコピーしました