不安障害

医学ノート(なすび用)

なすび専用のまとめノートで,医療情報を提供しているわけではありません.
ちゃんとした正書や情報提供サイトを強く推奨します.
当ブログは一切の責任を負いません.

パニック障害の他に,限局性恐怖症,社交不安症(障害),広場恐怖症,全般性不安症(不安神経症)などがある.

不安は種々の身体症状を伴う.
(動悸・息苦しさ・喉の渇き/つまり・めまい感・冷や汗・頻尿・胃部不快感など)

なすび院長
なすび院長

不定愁訴で内科疾患が見つからない場合は,まずはうつ病を疑い,その次に不安障害を疑う!

パニック障害

パニック障害は,生涯有病率 1.6~4.7%と高頻度に見られる.
女性で約2倍リスクが高い.
初発年齢は,男性で20歳台,女性で20~30歳台.

パニック障害の50%以上はその経過中にうつ病を併発することに注意.

パニック障害があると,心血管系疾患の合併率がオッズ比2~4.5倍と高い.

診断基準(DSM-5)

A.予期しないパニック発作が繰り返し起こる.パニック発作は強い恐怖or不快の突然の高まりで,数分以内にその頂点に達し,そのときには以下の症状の4つ以上が生じる.
①動悸,心悸亢進,心拍数の増加
②発汗
③身震い or 震え
④息切れ感 or 息苦しさ
⑤窒息感
⑥胸痛 or 胸部不快感
⑦嘔気 or 腹部不快感
⑧めまい感,ふらつく感じ,頭が軽くなる感じ or 気が遠くなる感じ
⑨冷感 or 熱感
⑩異常感覚
⑪現実感消失 or 離人症状
⑫コントロールを失うことに対する or 気が狂うことに対する恐怖
⑬死ぬことに対する恐怖

なすび院長
なすび院長

状況依存性のパニック発作のみの反復では,パニック障害にはならない!
(社交不安障害の人が,大衆の面前でスピーチしたり)

B.少なくとも1回の発作の後1ヵ月以上の間,以下のうち1つor両方が続く.
①もっと発作が起こるのではないかという心配
②発作と関連した行動の不適応的な変化

C.その障害は,物理の生理学的作用 or 他の医学的疾患(甲状腺疾患・心肺疾患など)によるものではない.

D.その障害は,他の精神疾患(社交不安症・限局的恐怖症・強迫症・PTSDなど)によってうまく説明されない.

治療

薬物療法の第一選択は,SSRIによる単剤治療.
適応があるのは,パロキセチン,セルトラリンのみ.

パニック発作が頻回で重症度が高い場合には,早期の効果発現が期待できるベンゾジアゼピン系抗不安薬が併用されることがあるが,依存性や習慣性に留意して漫然投与は避ける.
・SSRIが十分に効果がでて,不安が軽減され,ベンゾジアゼピン系抗不安薬による思われる眠気の訴えが目立つようになれば減量する.
・依存性を来たしにくいとされ半減期が長時間であるロフラゼプ酸エチル(メイラックス®)などを選択することが推奨される.

広場恐怖症を併発した場合は,集団認知行動療法を実施する.

広場恐怖症

その場から逃れることが容易でない状況を恐れる.

医学ノート(なすび用)
スポンサーリンク
なすび院長

勤務医に疲れ,定期非常勤と投資でなんとかしのごうというひっそり医.
好きな分野は,糖尿病・腎臓病です!(゚∀゚)

ネット上で念願のなすびクリニックを作るも,今日も改装中で,いつ再開するのやら・・・
勉強好きで,私用に細々とまとめています.

妻:りんご
長女:いちご
次女:れもん
三女:みかん
事務長:かえる

なすび院長をフォローする
なすびクリニックは今日も改装中!
タイトルとURLをコピーしました