急性心不全 acute heart failure

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なすび医学ノート

個人的なまとめノートで,医療情報を提供しているわけではありません.
診療は必ずご自身の判断に基づき,行ってください.
当ブログは一切の責任を負いません.

クリニカルシナリオ Clinical Scenario;CS

・急性心不全の超急性期の病態把握として用いられる概念.
・急性心不全を最初に測定された収縮期血圧を基本に病態分類したもの.

CS1

・SBP(収縮期血圧)>140mmHg
・急激な発症
・びまん性肺水腫(軽度全身浮腫)
・血管不全

重症高血圧による肺水腫を生じた急性心不全では,ただちに治療を開始する.
血管拡張薬を用いた治療が中心となる.

1)硝酸薬(ニトログリセリンや硝酸イソソルビド)の舌下やスプレーおよび静脈投与が肺うっ血の軽減に有効.
2)カルペリチド(α型ヒト心房性Na利尿ポリペプチド)は血管拡張作用と利尿作用を併せ持つ.
3)ニコランジルやカルペリチドの持続静注も用いられる.
4)体液が多い場合には,フロセミドを併用する.
5)明確な降圧目標を定められていないが,症状の改善をみながら降圧を行う(通常10~15%程度の収縮期血圧の低下).

CS2

・SBP100〜140mmHg
・緩徐な発症(体重増加)
・軽度肺水腫(慢性的左室充満圧上昇、静脈圧上昇)
・多臓器障害(腎機能障害、肝機能障害)

CS3

・SBP<100mmHg
・急激・緩徐な発症
・組織低灌流徴候
・軽度肺水腫、全身浮腫
・低心拍出症状または心原性ショック

CS4

・急性冠症候群

まずは心筋酸素需要量の減少,冠血流量の増加を図る目的でニトログリセリンを持続静注する.

1)下壁梗塞で右室梗塞が疑われる場合にはニトログリセリンにより前負荷が低下するため,投与を避ける.
2)著明な徐脈など禁忌がなければ,β遮断薬を併用する.

CS5

・右心不全

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